7月29日(土)、30日(日)で開催された『WATERBOMB JAPAN 2023(以下ウォーターボム)』の参加者の多数が「ウォーターボムの帰宅後に体がかゆい」と訴えていることが話題になっています。
そこで今回は、ウォーターボム参加者の肌がかゆい原因を調査しました。
▼この記事でわかること▼
・過去の野外フェスでの類似事例
・参加者の声
※痒みや蕁麻疹の原因がウォーターボムであると断定するわけではありませんのでご了承ください※
ウォーターボム参加者の肌がかゆい原因5選

https://fasme.asia/lifestyle/waterbombjapan5418/
それでは早速ですが、ウォーターボム参加者の肌がかゆい原因を見ていきましょう。
※痒みや蕁麻疹の原因がウォーターボムであると断定するわけではありません※
ウォーターボム参加者の肌がかゆい原因①:使用している機材に雑菌が繁殖していた
ウォーターボム参加者の肌がかゆい原因1つ目は、使用している機材に雑菌が繁殖していたからです。
ウォーターボムでは大量の水を噴出する演出があります。
そのため、必要な分の水を貯水タンクなどに溜めて管理していたと考えられます。
そのタンクや、その他使用するホースなどに残っていた水の中で雑菌が繁殖した可能性があります。
水道水は、直射日光を避ければ常温で3日ほど日持ちしますが、日にあたるところでは2日ほどで雑菌が繁殖すると言われています。
ウォーターボムでは、イベント会場は直射日光が当たる場所ですし、イベントだけでも2日間ありますからその準備期間を含めると雑菌が繁殖するには十分な時間があるということになります。
ウォーターボム参加者の肌がかゆい原因②:塩素の種類や濃度
ウォーターボム参加者の肌がかゆい原因2つ目は、塩素の種類や濃度の問題です。
先述の通り、ウォーターボムは水を大量に噴射する演出があるイベントです。
そのため水に雑菌が繁殖するリスクを伴っています。
このリスクを軽減するために、水に塩素などの殺菌効果のある液体を混ぜていた可能性があります。
その塩素の種類が人の肌に合わないものだった、もしくは濃度が濃くて肌がかゆくなってしまったことが考えられます。
実際に塩素水はプールや飲食店のハイター作業でかゆなどの肌トラブルを起こした経験がある人も少なくないのではないでしょうか?
塩素が溶けたプールの水に触れることで肌を覆っている皮脂が落ちて、皮膚のバリア機能が破壊されるといわれています。そのため、肌荒れしたり、肌が乾燥したりしてしまうのです。
引用:肌育研究所
肌荒れしたり肌が乾燥すると肌がかゆいという症状がでることがあります。
そのため、塩素による肌トラブルで結果として肌が痒くなってしまった可能性があります。
ウォーターボム参加者の肌がかゆい原因③:再生水を利用していたから
ウォーターボム参加者の肌がかゆい原因3つ目は、再生水を使用していたからです。
再生水は水質が不安定で水質管理が難しいです。
(再生水はトイレ、散水、清掃等の用途で使われており、飲食用では使われていません。)
そのため、使用した再生水の中に雑菌が繁殖していた可能性が考えられます。
元投稿は削除されてしまっていますが、X(旧Twitter)でウォーターボムに関わっていた会社のスタッフという人物が再生水を使用していることを投稿していました。
これ僕の会社がこの現場入ってて行ってた人に聞いたけどウォーターキャノンの安全管理何もされてなかったよ。
あんな事故起きといて名古屋とか突如水が噴き出すの。
シーバー付けてる人は無線連絡入るみたいだけどそれ以外は知らないからさ。
仕込み中で機材水濡れしないように必死だったってさ。
それで後からごめんごめんって水出るねーって言いに来るって。
マジでやばいよこの運営。
リハ中水吹き出すのも出演者の方が気に掛ける始末らしい。
あと再生水だから多分汚いよこの水。
この投稿だけでウォーターボムに使われていた水が再生水だと断言することはできませんが、もし本当に再生水が使用されているとしたら雑菌などのリスクは0とは言い切れないのではないでしょうか。
ウォーターボム参加者の肌がかゆい原因④:日焼けによる肌トラブル
ウォーターボム参加者の肌がかゆい原因4つ目は、日焼けによる肌トラブルです。
ウォーターボムは野外で行われたイベントですから、日焼けによる肌トラブルを防げなかった可能性があります。
紫外線によって肌が軽いやけど状態になり、赤くなって炎症が起きる、いわゆる日焼けを起こしたり、皮膚が乾燥したりといった変化が起こります。また、紫外線を浴びることで皮膚のバリア機能も低下します。
引用:肌育研究所
日焼けにより皮膚のバリア機能が低下した結果、水の中に混じっていた雑菌のダメージを受けてしまったことも考えられますね。
帽子をかぶっていた人もかゆみを訴えているため、日焼けではないのではないか?という意見もありますが、水を使用するイベントのため首や腕に塗っていた日焼け止めが汗と混じって水に流されてしまい、日焼けの肌トラブルが生じてしまったのではないでしょうか。
ウォーターボム参加者の肌がかゆい原因⑤:観客自身が衛生管理をできていなかった
ウォーターボム参加者の肌がかゆい原因5つ目は、観客自身が衛生管理をできていなかったからです。
ウォーターボムで濡れた服をそのまま着て帰ったり、帰宅してすぐにシャワーを浴びなかったことで濡れた洋服の中でカビや雑菌が繁殖したり、蒸れたことで肌トラブルを起こした可能性があります。
実際、参加者の中で会場で濡れた服を着替える・帰宅してすぐにシャワーを浴びたという集団は症状が出ていないという投稿もあります。
もしかしたら症状を起こした参加者の中には着替えを忘れてしまった人や家の事情ですぐにシャワーを浴びれなかった人、家が遠くてシャワーを浴びるのが遅くなってしまった人がいるのかもしれません。
野外フェスでの感染症事例
実際に野外フェスでミストシャワーを浴びた女性が感染症を患った事例があります。
2022年6月に行われたフェスに参加した女性が、フェス中に暑さ対策として設置されていたミストシャワーを浴び、そこでレジオネラ菌に感染、レジオネラ症を患った事例が報告されています。
その女性はフェスから3日後に体調が悪くなり出し、数日後に病院に搬送されました。
診断結果は敗血症・肺炎の2つで16日間昏睡状態に陥りました。
結果、その女性は手足を切断することとなってしまいました。
この原因はミストシャワーで使用する水を貯めていた貯水タンクの中に"レジオネラ菌"が繁殖していたことで、ミストシャワーを介してレジオネラ菌に感染したことでした。
この前例からも、水質管理や機材管理を怠ると夏場は特に雑菌が繁殖しやすいことがわかりますし、リスクが潜んでいることは否めませんね。
※痒みや蕁麻疹の原因がウォーターボムであると断定するわけではありません※
参加者の声を紹介

https://waterbombjapan.com/programs/waterbombtime/
X(旧Twitter)には、ウォーターボムに参加した人の声が多数投稿されていました。
参加者の方々の肌トラブルが無事に治ることを願うばかりです。
※痒みや蕁麻疹の原因がウォーターボムであると断定するわけではありません※
「ウォーターボムかゆい原因は再生水や衛生管理だった?蕁麻疹の声も」まとめ

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000079.000024030.html
今回は「ウォーターボムかゆい原因は再生水や衛生管理だった?蕁麻疹の声も」と題してウォーターボムの参加者の肌がかゆ原因をまとめました。
いかがでしたか?
繰り返しになりますが、この記事はウォーターボムと参加者の肌の痒みや蕁麻疹の原因が関係していると断定するものではありませんのでご了承ください。
新情報が貼り次第追記していきますのでお楽しみに。
今回の記事は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。